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miyabie: 2008年6月アーカイブ

うつは心の風邪にたとえられることがあります。

風邪は、薬を服用しても劇的に聞くわけではありません。それよりむしろ、消化のよいものを食べて養生すれば、時期が来ると自然に回復するものだと誰もが知っています。

しかし"心のカゼ"にたとえられるうつ病の場合は、そうはいきません。自然治癒する場合もありますが、それでも一年近くはかかりますし、慢性化したり再発を繰り返したりする場合が少なくないので、治療が必要です。

#別のところにも書きましたが、うつは"心の寿命"と表現する人もいます。さまざまな意味を含んだ表現ですが、カゼに例えられるよりは気が楽、な場合もあるようです。

実は、カウンセラーを目指す学生達にうつ病について話をするとき、「うつ病では、抗うつ薬による薬物療法が第一に選択されます」と話すと、一様にショックを隠しきれない表情をするのが常です。「人間としての尊厳が失われる」「薬で心をコントロールされたくない」というのです。中には半ば怒り出す人までいます。

最近は、うつ病に関するテレビコマーシャルの影響もあり、この病気に対する理解もずいぶんと深まってきたと思いますが、学生達のこのような反応はあまり変わりません。

学生達が心配するような、「心をコントロールする薬」などありません。

本来、人間に備わっている素質----つまり、憂鬱になったり、不安になったりする"悩める心の能力"----をなくす薬などはないのです。抗うつ薬は、降圧剤が血圧を正常にするように、脳・からだの働きを本来あるべき状態に戻す役割をしているだけなのです。

「抗うつ薬はくせになるのでは?」と心配する人も少なからずいますが、これも偏見で、抗うつ薬に依存性はありません。また、薬物療法以外にもさまざまな治療法があり、治りにくい場合にはそれらを併用して治療を行います。

うつ病の治療についても、このあと詳しくお話します。

 

 

 

 

  • 身体表現性障害

身体表現性障害とは、身体症状があるにもかかわらず、その症状が起こるような身体的な異常所見や検査値が認められず、なんらかの心理的な要因がかかわっている可能性があるものを言います。たとえば、原因不明の倦怠感、腹痛、頭痛などが認められたり、何か重大な病気ではないかと根拠なく,心配し続けたりします。

うつ病にかかると、身体表現性障害に似たさまざまな症状が現れますが、実際の身体表現性障害では必ずしも憂鬱などの気分の悪さが出ない点が、うつ病と異なります。

  • 自律神経失調症

自律神経失調症とは、動機、発汗過多、口の渇きなどの自律神経亢進症状が認めれらるものを言います。この病名は、しばしばあいまいな使われ方をされるため、使用することに批判的な専門家もいます。うつびょうではさまざまの自律神経症状がみられますが、身体症状に目を奪われず、憂鬱や悲哀感などの気分の不調がないかどうかを吟味することが大切です。

  • 不安障害

不安障害とは、名前のとおり不安が原因となって起こる病気です。根拠のないいつよい不安に絶えず苦しめられたり、激しい不安のために派肉発作を起こしたり、脅迫観念にさいなまれまたりします。

うつようでは、不安は一般的に見られる症状です。不安が高じると、そわそわと落ち着かなくなったり、いらいらしたりします。うつ病と診断するためには、不安症状のほかに、気分の障害や身体症状が出ていないかを見極める必要があります。

  • 月経前不快気分障害(通称PMDD)

月経開始前のの数日間、うつ病に類似した抑うつ気分、絶望感、不安、緊張、いらいら、怒りっぽさ、集中力低下、倦怠感、疲れやすさ、意欲低下、食欲不振または亢進(特定の食べ物への渇望)、不眠または過眠などが出現します。しかし、月経開始に伴って一連の症状が軽くなる点が、うつ病と異なります。月経前不快気分障害には、婦人科的な治療(ホルモン療法など)が効果的なことがあります。

  • 心的な外傷性の精神障害

外傷後ストレス障害(通称PTSD)は、生命にかかわるような出来事による重大な心的外傷の後に、強い恐怖、旋律、フラッシュバック、引きこもり、猜疑心、悪夢、不眠などが出現するものです。しかし、PTSDを引き起こすような重大な外傷ではなくても、たとえばドメスティックバイオレンス(DV)など日常的に売り返される心的外傷によっても、PTSDの症状は出現します。抑うつ状態も、よくみられる症状の一つです。

  • 境界性パーソナリティ障害(BPD)

BPDは、「落ち込み」や「むなしさ」のようなうつ病に似た気分の不調を訴えて、リストカットや過量服薬などの衝動的な問題行動を繰り返します。BPDになった人たちは、親密な誰かに見捨てられることを極度に恐れるあまり、時としてなりふり構わない「しがみつき」行動を取ります。うつ病は40歳~50歳代以降の中高年に多い病気ですが、BPDは20歳~40歳代の比較的若い世代に多く見られます。

  • 死別反応

身近な人との死別に際して悲しみを感じるのは正常な反応であり、死別反応は病気ではありません。死別反応では、憂鬱、睡眠障害(入眠困難が多い)、食欲不振、疲れやすさ、興味の喪失などがみられるため、うつ病との判別が難しいことがしばしばあります。

ただし、著しい制止症状や妄想はまれである点がうつ病とは異なります

 


気持ちが沈んだり、うつ病に類似した身体症状が認められたりするために、うつ病と間違えやすい病気があります。以下に、その代表的なものをあげて解説しますので、参考にしてください。

 

  • 適応障害

適応障害とは、家庭や職場などにおいて生じる心理社会的なストレスがきっかけとなって、うつ病によく似た状態が出現するもので、うつ病との判別が難しいことがあります。しかし、そのストレスがなくなると、半年程度で改善する点において、うつ病とは異なります。 

  • 気分変調症

気分変調症は、抑うつ気分のほかに、食欲低下(または過食)、不眠(または過眠)、自尊心の低下、集中力や決断力の低下、絶望感などが少なくとも2年間続くものです。これらの症状も、うつ病とよく似ているため判別は容易ではありません。

また、気分変調症に引き続いてうつ病が発症することがあります。これは"ダブル・デプレッション(二重うつ病)"と呼ばれています。

  • 躁うつ病(双極性障害)

躁うつ病では、抑うつ状態のほかに、普段より元気がよ過ぎて眠らなくても苦にならず、おしゃべりが止まらなかったり、あれこれと活動的に動いたり、普段しないような大きな買い物をしたりなど、周囲の人たちを驚かせるような躁状態がみられます。

抗うつ薬が躁状態を誘発(躁転)することがあるので、躁うつ病の場合には慎重に抗うつ薬を使用するなど、うつ病とは治療法が異なってきます。

  • 認知症

うつ病の患者さんの中には、「新聞や書類を読んでも、頭に入らない」「人の話が理解できない」「計算が出来ない」「物忘れをする」などと訴える人がいます。

これらは、うつ病の症状として決して珍しいものではありません。患者さんにしてみれば、「ぼけてしまったのでは?」と不安になりますが、うつ病がよくなるとこれらの症状もよくなります。認知症になったわけではありません。

(Part8へつづく)

 

ある種の身体疾患や薬剤で、うつ病ではないのに、うつ病に類似した症状を呈することがあります。これを、抑うつ状態と呼ぶことがあります。

抑うつ状態を呈する可能性がある薬剤には、たとえば、降圧剤(レセルピン、メチルドパ)、胃腸薬(シメチジン)、消化炎鎮痛剤(インドメタシン、フェナセチン)、強心剤(ジギタリス)、C型肝炎の治療などに使用する免疫抑制剤のインターフェロン、副腎皮質ホルモン、黄体ホルモンなどがあります。

また、抑うつ状態を呈する身体疾患には、たとえば、甲状腺機能障害(多くは低下症)、風塵皮質機能低下症、ぜんしんせいエリテマトーデス(通称SLE)、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、長期間続く更年期障害、がnなどがあります。

重い更年期障害(のぼせ、発刊過多、動機、不眠など)が長期間続くと、そのストレスによって、うつ病が引き起こされる危険性が示唆されています。これは"ドミノ現象"と呼ばれています。

がんでは、身体的な検査や自覚症状に先立ってよくうつ状態を呈することがあります。これは、"警告うつ病"という呼び名で知られています。

また、糖尿病の患者さんは、糖尿病でない人に比べてうつ病のかかりやすさが3~4倍高いといわれています。しかし、うつ病にかかった後に糖尿病を発病することもあります。どちらの場合でも、病気同士が相互に影響しあって、病状がよくなったり悪くなったりするた、糖尿病の治療とうつ病の治療を連携して行う必要があります。

このような抑うつ状態が疑われても、精神科を受診することにためらいがあるなら、まず、常用している薬剤を持って、かかりつけ医など受診しやすい医師に相談してみましょう。

自分がうつ状態にあるかどうかを簡単にチェックできる自己記入式質問紙が、いくつかあります。表4は、アメリカの国立精神保健研究所で開発されたもので、「CES-D(セスディー)うつ病自己評価尺度(Center for Epidemiological Self-depression Scale : CES-D)」と呼ばれ、わが国でも広く使用されています。 これは、それぞれの症状が、最近一週間のうちでどれくらいの日数みられたかによって評価します。この評価用紙の特徴は、重症かどうかという症状の程度ではなく、症状の頻度をたずねているところです。1項目が3点満点で、合計0点から60点の間で点数がつきます。合計点が16点以上であれば、うつ状態もしくはうつ病が疑われますが、正確な診断には専門医の診察が必要です。

うつ病のチェックシート表4 CES-D(セスディー)うつ病自己評価尺度

 

一週間のうちで

ない

12

34

5日以上

点数

1

普段はなんでもないことがわずらわしい

0

1

2

3

 

2

食べたくない、食欲が落ちた

0

1

2

3

 

3

家族や友達から励ましてもらっても気が晴れない

0

1

2

3

 

4

他の人と同じ程度には能力があると思う

3

2

1

0

 

5

物事に集中できない

0

1

2

3

 

6

憂うつだ

0

1

2

3

 

7

何をするのにも億劫だ・面倒だ

0

1

2

3

 

8

これから先のことについて積極的に考えることが出来る

3

2

1

0

 

9

過去のことについてくよくよ考える

0

1

2

3

 

10

何か恐ろしい気持ちがする

0

1

2

3

 

11

なかなか眠れない

0

1

2

3

 

12

生活について不満なく過ごせる

3

2

1

0

 

13

普段より口数が少ない

0

1

2

3

 

14

ひとりぼっちでさみしい

0

1

2

3

 

15

皆がよそよそしいと思う

0

1

2

3

 

16

毎日が楽しい

3

2

1

0

 

17

急に泣き出すことがある

0

1

2

3

 

18

哀しいと感じる

0

1

2

3

 

19

皆が自分を嫌っていると感じる

0

1

2

3

 

20

仕事が手につかない

0

1

2

3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表3.周囲が気づく変化

職場で

     遅刻、欠勤、早退をするようになった

     服装や身だしなみに気を使わない(乱れている)

     元気がない(特に午前中)

     以前に比べて小声になった

     口数が減った

     怒りっぽくなった

     ため息をついている

     仕事の能率が下がった

     仕事中のミスや怪我が多くなった

     同僚との付き合いが悪くなった

     おどおどした態度を取るようになった

     タバコが増えた

     取り留めのない体の不調を訴える

     急にやせた(太った)

     動作がのろくなった

     唐突に退職や移動を申し出る

家庭で

     朝、なかなか起きられない

     元気がない(特に午前中)

     取り留めのない体の不調を訴える

     よく泣くようになった

     食欲がない(またはありすぎる)

     電話や玄関のベルの音にびくつく

     カーテンを閉め切っている

     部屋の中が乱雑になった

     化粧をしない

     人に会いたがらない

     酒癖が悪くなった

 

 

表2.自分で気づく変化

職場で

     疲れやすい

     元気が出ない

     書類を読んでも内容が頭に入らない

     ボーっと(ぼんやりと)してしまう

     仕事の能率が落ちた

     根気が続かない

     なかなか決断できない

     失敗や失言をいつまでも気にする(くよくよする)

     自分に対する他人の態度が批判的に感じられる

     人と話すのを避けたい

     イライラする、落ち着かない

家庭で

     夜、よく眠れない(熟睡できない、寝た感じがしない、途中で何度も目を覚ます、明け方に目が覚めるとその後眠れない)

     朝起きると、嫌なことばかり思い浮かぶ

     朝布団からなかなか出られない

     朝新聞を読みたくない、読んでも内容が頭に入らない

     何をやるのも億劫(家事をしたくない、献立を考えるのが苦痛)

     よく泣くようになった

     食欲がない(またはありすぎる)

     元気が出ない

     化粧やおしゃれに興味がなくなった

     人に会いたくない(会うのが怖い)

     なんとなく体調がすぐれない(だるい、胃がもたれる、桁が凝る、頭が痛い、腰が痛い)

     つい深酒をしてしまう

     性欲がなくなった

     堂々巡りの心配をする

     遠くに行きたいとしばしば考える

     死にたいとしばしば考える

 

味覚変化はしばしば「砂をかむようだ」と表現されて、食欲低下の一因になります。なた、食欲は低下する場合が多いのですが、ときに「気晴らし食い」の形で増進することがあります。また、睡眠障害では、寝つきが悪い、途中で何度も目が覚める、熟睡できないなど、さまざまなタイプが見られます。特に、明け方に目がさめるともう眠れない、という早朝覚醒が特徴的です。

うつ病の精神症状

うつ病の精神症状としては、「憂鬱、気分が沈む」などと表現される抑うつ気分、漠然とした不安、いらいら、落ち着かなさ、焦り、緊張感がみられます。自分に自身が持てず、悲観的に物事を考えがちになったり、くよくよと堂々巡りの心配をしたりします。また、些細なことでも中々決断できなかったり、意欲や気力が低下して集中力や根気が続かなかったりします。動作や思考がなかなか進まない"静止"と呼ばれる症状も見られ、住所になると、声をかけられても返事をするのさえ億劫になり、寝てばかりいるようになります。さらに、過去にさかのぼって自分をせめたり、「死にたい」とばかり考えるようになったりして、実際に自殺を図る人もいます。ときとして、妄想が見られることもあります。罪業・心気・貧困をうつの三大妄想と言います。罪業妄想としては、自分が何か罪を犯した・犯そうとしたと思い込んでしまうもので、なかには「うつ病になったのもその罰だ」と考える人もいます。心気妄想とは、種々の身体症状を何か重大な病気にかかっていると確信するもので、どんなに身体的な検査に異常がないことを説明しても安心することが出来ません貧困妄想とは、経済的に非常に苦しい状況にあると確信して苦悩するもので、どんなに家族が具体的に説明しても納得せず、しばしば「治療費が払えない」と訴えます。これらのうつ病の症状は、一日のうちで変動を示すことがあります。たいていは、朝が調子が悪く、夕方から夜にかけて調子が上向いてくることが多いのですが、その逆のこともあります。うつ病にかかったときに、自分で気づく変化と、周囲の人が気づく変化を表にまとめて見ました(表2、3)。事項で紹介するチェックシートとあわせて、きになったときに利用してみてください。(表4)

うつ病には、身体的な症状と精神的な症状とがあります。それらの現れ方や程度は、ふと二ってさまざまに異なります。また、うつ病と間違えやすい症状が出現する病気もあるので、自分がうつ病であることが中々わからない人もいます。しかし、うつ病に特徴的な心身の変化には、自分自身や周囲の人が気づく変化も多々あります。そうした変化を見逃さず、治療の基本を理解したうえで適切な処置をとることが、早期快方にとって何より肝心です。うつ病の症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

うつ病の身体症状
うつ病にかかると、精神的な症状ばかりでなく、さまざまな身体的な症状が出現します。多彩な身体症状のために、うつ病とは気づかずに、プライマリ・ケア医(かかりつけの開業医や病院の内科など)を受診する患者さんは、少なくありません。特に、男性に比べて女性のうつ病では、身体症状を訴えることが多いといわれています。うつ病の代表的な症状である憂鬱な気分も、「胸のあたりが苦しい」「胃が熱い」などの身体感覚として感じられることがあります。うつ病に多い身体症状には、頭痛、肩こり、背部痛、腰痛などの身体各部の痛みがあります。頭痛は、ときに「頭が思い」もしくは「帽子をかぶったように締め付けられる」と表現されることがあります。そのほかに、動悸、立ちくらみ、息切れ、発刊、寝汗、手の振るえ、口の渇き、威嚇変化、下痢や便秘、全身倦怠感、疲れやすさ、性欲の低下などが見られます。

このような認知パターンを逆手にとった治療法があります。それは、認知行動療法と呼ばれています。これは、具体的な行動練習を通して成功体験をすることによって、"行動をおこせば報われる"という新たな認知パターンを構築していく療法です。興味深いことに、うつ病患者さんの"過度の一般化"は失敗体験だけでなく、成功体験についてもみられるため、この療法によって病状がぐんぐんと改善していくことが知られています。 "報われない"状況がうつ病を発病させるのと表裏をなすように、"報われる"体験がうつ病の改善に重要な役割を果たしているのです。

"対象喪失"体験の影響

そのほかに、うつ病になりやすい状況として、"対象喪失体験"があります。この場合の"対象"とは、親・配偶者・恋人などの重要な人物だけでなく、所有物であったり、心理的な理想やアイデンティティ(自己の存在感)であったりします。たとえば、健康なからだ、家や資産、地位や名誉などもそれにあたります。うつ病患者さんのなかには、発病に先立って、身近な人との死別や離別、仲たがい、転居、転勤などの"対象喪失"を体験しているケースがしばしば見られます。結婚や昇進など、本来ならば喜ばしいこともうつ病の引き金になるのは、これらの体験がある種の"対象喪失"でもあるからです。たとえば、結婚によって今までの"子ども"という立場や慣れ親しんだ住まいなどを失いますし、昇進も今までの"上司"を失い、自分自身の"部下"という役割や立場・仕事内容を失う体験といえるのです。 "対象喪失"を体験したならば、その後しばらくは忙しさにまぎれずに、何事も"八分め"と心得ておくとよいようです。自分の気持ちを誰かに話したり、ぼんやりと考えたりする時間をつくってください。特に、重要な誰かをなくしたり、別れを余儀なくされたりした後や、身体や生活上のハンデを負った後は、感情を無理に抑えずに十分に悲しむことが大切です。 "対象喪失"を体験すると、単純に悲しいだけでなく複雑な感情に襲われるのが常です。やりばのない怒り、猜疑心、実感のなさといった自分の感情に戸惑って、これらの感情を心の中に押し込めてしまいたくなるかもしれません。けれど、押し込めた感情は心の中で消えないので、思わぬときに思わぬ形で噴出してくることがあります。うつ病もその一つなのです。

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