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さまざまな症状と治療法 Part8 "うつ病と紛らわしい病気"

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  • 身体表現性障害

身体表現性障害とは、身体症状があるにもかかわらず、その症状が起こるような身体的な異常所見や検査値が認められず、なんらかの心理的な要因がかかわっている可能性があるものを言います。たとえば、原因不明の倦怠感、腹痛、頭痛などが認められたり、何か重大な病気ではないかと根拠なく,心配し続けたりします。

うつ病にかかると、身体表現性障害に似たさまざまな症状が現れますが、実際の身体表現性障害では必ずしも憂鬱などの気分の悪さが出ない点が、うつ病と異なります。

  • 自律神経失調症

自律神経失調症とは、動機、発汗過多、口の渇きなどの自律神経亢進症状が認めれらるものを言います。この病名は、しばしばあいまいな使われ方をされるため、使用することに批判的な専門家もいます。うつびょうではさまざまの自律神経症状がみられますが、身体症状に目を奪われず、憂鬱や悲哀感などの気分の不調がないかどうかを吟味することが大切です。

  • 不安障害

不安障害とは、名前のとおり不安が原因となって起こる病気です。根拠のないいつよい不安に絶えず苦しめられたり、激しい不安のために派肉発作を起こしたり、脅迫観念にさいなまれまたりします。

うつようでは、不安は一般的に見られる症状です。不安が高じると、そわそわと落ち着かなくなったり、いらいらしたりします。うつ病と診断するためには、不安症状のほかに、気分の障害や身体症状が出ていないかを見極める必要があります。

  • 月経前不快気分障害(通称PMDD)

月経開始前のの数日間、うつ病に類似した抑うつ気分、絶望感、不安、緊張、いらいら、怒りっぽさ、集中力低下、倦怠感、疲れやすさ、意欲低下、食欲不振または亢進(特定の食べ物への渇望)、不眠または過眠などが出現します。しかし、月経開始に伴って一連の症状が軽くなる点が、うつ病と異なります。月経前不快気分障害には、婦人科的な治療(ホルモン療法など)が効果的なことがあります。

  • 心的な外傷性の精神障害

外傷後ストレス障害(通称PTSD)は、生命にかかわるような出来事による重大な心的外傷の後に、強い恐怖、旋律、フラッシュバック、引きこもり、猜疑心、悪夢、不眠などが出現するものです。しかし、PTSDを引き起こすような重大な外傷ではなくても、たとえばドメスティックバイオレンス(DV)など日常的に売り返される心的外傷によっても、PTSDの症状は出現します。抑うつ状態も、よくみられる症状の一つです。

  • 境界性パーソナリティ障害(BPD)

BPDは、「落ち込み」や「むなしさ」のようなうつ病に似た気分の不調を訴えて、リストカットや過量服薬などの衝動的な問題行動を繰り返します。BPDになった人たちは、親密な誰かに見捨てられることを極度に恐れるあまり、時としてなりふり構わない「しがみつき」行動を取ります。うつ病は40歳~50歳代以降の中高年に多い病気ですが、BPDは20歳~40歳代の比較的若い世代に多く見られます。

  • 死別反応

身近な人との死別に際して悲しみを感じるのは正常な反応であり、死別反応は病気ではありません。死別反応では、憂鬱、睡眠障害(入眠困難が多い)、食欲不振、疲れやすさ、興味の喪失などがみられるため、うつ病との判別が難しいことがしばしばあります。

ただし、著しい制止症状や妄想はまれである点がうつ病とは異なります

 

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このページは、miyabieが2008年6月19日 23:00に書いたブログ記事です。

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