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2008年6月 5日アーカイブ

ある種の身体疾患や薬剤で、うつ病ではないのに、うつ病に類似した症状を呈することがあります。これを、抑うつ状態と呼ぶことがあります。

抑うつ状態を呈する可能性がある薬剤には、たとえば、降圧剤(レセルピン、メチルドパ)、胃腸薬(シメチジン)、消化炎鎮痛剤(インドメタシン、フェナセチン)、強心剤(ジギタリス)、C型肝炎の治療などに使用する免疫抑制剤のインターフェロン、副腎皮質ホルモン、黄体ホルモンなどがあります。

また、抑うつ状態を呈する身体疾患には、たとえば、甲状腺機能障害(多くは低下症)、風塵皮質機能低下症、ぜんしんせいエリテマトーデス(通称SLE)、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、長期間続く更年期障害、がnなどがあります。

重い更年期障害(のぼせ、発刊過多、動機、不眠など)が長期間続くと、そのストレスによって、うつ病が引き起こされる危険性が示唆されています。これは"ドミノ現象"と呼ばれています。

がんでは、身体的な検査や自覚症状に先立ってよくうつ状態を呈することがあります。これは、"警告うつ病"という呼び名で知られています。

また、糖尿病の患者さんは、糖尿病でない人に比べてうつ病のかかりやすさが3~4倍高いといわれています。しかし、うつ病にかかった後に糖尿病を発病することもあります。どちらの場合でも、病気同士が相互に影響しあって、病状がよくなったり悪くなったりするた、糖尿病の治療とうつ病の治療を連携して行う必要があります。

このような抑うつ状態が疑われても、精神科を受診することにためらいがあるなら、まず、常用している薬剤を持って、かかりつけ医など受診しやすい医師に相談してみましょう。

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