うつになりやすい性格(パーソナリティ)とは?
うつ病になりやすい性格(パーソナリティ)や状況については、さまざまな研究がなされています。一般的には、生真面目、几帳面、責任感が強い、仕事熱心、グチがいえない、他人に合わせる、秩序を重んじる、などの傾向がある人は、うつ病になりやすいといわれています。アメリカの精神科医で、認知行動療法という治療法を編み出したベック博士は、うつ病になりやすい性格として、自律型パーソナリティと社会依存型パーソナリティの2つのタイプをあげています。
自律型パーソナリティ |社会依存型パーソナリティ
・ 男性に多い |・女性に多い
・ 高い価値基準と目標 |・安定した対人関係を求める
・ 外部の反応にやや鈍感 |・拒絶されることは孤独より苦手である
・ 行動指向的 |・孤立を避けようとして例えば友人関係を広げる
・ 助力を求めることを潔しとしない |・受け入れることに喜びを見出す
・ 目標達成に意義を見出す |
自律型パーソナリティは男性に多く、高い価値基準や目標をかかげ、助力を求めず、目標が達成されることに喜びを見出すタイプで、目標や価値観の挫折によって抑うつ的になりがちです。いわゆる"仕事人間"に多いタイプです。一方、女性に多いとされる社会依存型パーソナリティは、親密な対人関係を求め、他社に拒絶されることを何より恐れる傾向があり、自分にとって重要な人との別れや気持ちの行き違いなどをきっかけとして抑うつ的になりやすいといわれています。 2005年にアメリカの精神科医ケンドラー博士らが実施した調査研究では、女性の場合、他社と親密な情緒的交流を持って、社会に十分受け入れられていると感じられたとき、うつ病発病のリスクが低下するという結論に至りました。しかし、これは男性の場合には当てはまらず、社会的・情緒的なサポートは男性のうち秒発病のリスクには殆ど影響を及ぼしませんでした。その理由はまだ明らかにはなっていませんが、博士は、「男性の場合も社会的ネットワークに頼っていいると思うが、それは情緒的交流というよりもむしろ、活動や娯楽といった行動を共にするということに主眼があるようだ」と推察しています。女性にとって、自分の気持ちを隠さずに打ち明け、悩みや喜びを分かち合える仲間や友人の存在は、うつ病を回避するためにとても重要です。

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