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女性にとって、うつ病ってどんな病気?

現代社会はストレスに満ちています。職場では急速に進むIT化についていけずに不安を抱え、地域社会では人間関係が希薄になって孤独に悩み(或いは人間関係が疎ましくなって悩み)、家庭では子育てに不安を感じる人たちが増えています。 こうしたストレスが引き金になって、うつ病にかかる人も少なくありません。現代は、誰もがうつ病にかかる可能性がある時代だといえるでしょう。特に女性は、男性に比べてうつ病にかかりやすい傾向があります。 しかし、うつ病は早期に発見して適切な治療をすれば治ります。そのためにも、うつ病とはどのような病気なのか、どのような人がうつ病にかかりやすいのかを知っておくことが大切です。

ある方が、うつ病のことを"こころの寿命"と表現されていました。たくさんの意味を持った表現だと思いますが、「からだの寿命が尽きてしまったひとのことを、頑張りが足りないと言えるのか?医者にかかれば寿命は尽きないのか?」という意味もこめられているそうです。

つづき

 

さまざまな症状と治療法

うつ病には、身体的な症状と精神的な症状とがあります。それらの現れ方や程度は、ふと二ってさまざまに異なります。また、うつ病と間違えやすい症状が出現する病気もあるので、自分がうつ病であることが中々わからない人もいます。しかし、うつ病に特徴的な心身の変化には、自分自身や周囲の人が気づく変化も多々あります。そうした変化を見逃さず、治療の基本を理解したうえで適切な処置をとることが、早期快方にとって何より肝心です。うつ病の症状にはどのようなものがあるのでしょうか。

つづき

 

 


慢性化していない症状の場合、対症療法として処方されることが多くあります。
また、慢性症状に悩む患者さんにも、他の薬と組み合わせて処方されます。

solanax.jpg
飲み始めのころは、0.4mgのタブレットを一回何錠まで/一日何錠までという飲み方のお医者さんの指示とともに出してもらうことが多いお薬です。

効果としては、気分をリラックスさせ、不安や緊張感をやわらげ、寝つきをよくする効果などがあります。

「ソラナックス」という名前はファイザー製薬から出ている製品の名前で、一般名としては「アルプラゾラム錠」と呼ばれます。


作用

 【働き】
 このお薬は、おだやかな作用の心の安定薬です。不安や緊張感をやわらげ、気持ちを落ち着かせます。神経症やうつ病など精神的な不具合にはもちろん、心身症のような体の不調が前面にでる病気にも使われます。心身症は、精神的な要因や自律神経の乱れがもたらす体の不具合です。たとえば、ストレスで血圧が上がったり、胃腸の調子が悪くなったり、心臓がドキドキしたり、また、女性では生理不順を起こしたりします。 実際の処方例としては、不安神経症やパニック障害など各種神経症を中心に、上記のような症状を呈する心身症、うつ病や不眠症、自律神経失調症、更年期障害などに処方されています。 さらに、筋肉をほぐす作用があるので、緊張型頭痛や頸椎症、腰痛症、肩こり、けいれん性の病気などに応用されることも多いです。このように、この系統の薬は副作用が少なく安全性が高いこともあり、各診療科でいろいろな病気に幅広く使われています。

 【薬理】 脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させます。抗不安作用のほか、次のような作用をあわせもちます。 抗不安作用..おだやかな作用で不安や緊張感をやわらげます。 鎮静・催眠作用..興奮状態やイライラをしずめたり、寝つきをよくします。同系の薬で、とくに催眠作用の強いものは睡眠薬として用いられています。 筋緊張緩和作用..筋肉のこわばりや、つっぱりをほぐす作用があります。そのため、がんこな肩こり、腰痛、緊張型頭痛などにも応用されます。 抗けいれん作用..けいれんを予防したり抑えます。 特徴 ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)です。抗不安薬とか心身安定剤とも呼ばれます。安全性が高く、耐性や依存も少ないです。 同類薬のなかでは、作用の強さが中くらいです(作用/時間:中/中)。 抗うつ作用をあわせもつので、うつ症状を伴うときに向きます。 パニック障害や強迫神経症にも応用されます。 

 注意 【診察で】 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。 妊娠中の人は、医師にお伝えください。 

 【注意する人】 重症筋無力症や急性の緑内障を起こしている人には使用できません。高齢の人は副作用がでやすいので、少量ではじめます。 適さないケース..重症筋無力症、急性狭隅角緑内障。 注意が必要なケース..呼吸器系に病気のある人、心臓病、肝臓病、腎臓病、脳に病気のある人、高齢の人など。

 【飲み合わせ・食べ合わせ】 一部のエイズの薬との併用が禁止されています。 別の安定剤や抗うつ剤などメンタル系の薬と併用すると、強く効きすぎたり、副作用がでやすくなります。服用中の薬があるときは、必ず医師に伝えておきましょう。 飲酒は控えてください。副作用が強まるおそれがあります。

 【使用にあたり】 医師から指示された用法用量を守りましょう。毎日定期服用するほか、症状の思わしくないときに頓服するよう指示されることがあります。 ふつうの生活で感じるイライラや軽いストレスの解消だけを目的に、安易に飲むべきでありません。心身症の治療を目的にするなど、医師のきちんとした診断のうえで使用する必要があります。 長期連用時、自分の判断だけで急に中止してはいけません。急に飲むのをやめると、反動でイライラしたり、強い不安感、震えを生じることがあります。 

【妊娠授乳】 妊娠中の服用はできるだけ避けることが望ましいです。医師とよく相談されてください。 授乳中もできるだけ控えるようにします。医師の判断しだいですが、服用する場合は授乳(母乳)を中止するのが基本です。

 【食生活】 眠気やふらつきを起こしたり、注意力が低下することがあります。車の運転など危険をともなう作業は避けてください。 薬にだけ頼るのではなく、休養やリフレッシュ、生活や職場の環境調整をあわせておこなうことが大切です。 

 【備考】 生活や職場環境などが安定し、症状がよくなってきたら、医師と相談のうえ計画的に徐々に減量したり頓服のような飲み方に変えることも考慮しましょう。 医師の判断で薬を減量したり中止できるのであれば理想的です。ただ、急ぐことはありません。副作用の少ないお薬ですから、無理をせずゆっくり治療されてください。薬以外の心理療法や自律神経訓練法も効果的です。 



効能
 
 【適用】 心身症(胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調症)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害。 

 【応用】 パニック障害、強迫神経症。 用法 通常、成人はアルプラゾラムとして1日1.2mgを3回に分けて経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合には最高用量を1日2.4mgとして漸次増量し、3~4回に分けて経口服用する。高齢者では、1回0.4mgの1日1~2回服用から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとする。 ※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 副作用 この系統の優れた特徴として「安全性が高い」ということがあげられます。重い副作用はほとんどありません。比較的多いのは、眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感などです。これらは、それほど心配いりませんが、車の運転など危険な作業には注意してください。また、とくに高齢の人では、転倒につながったり、昼間からボーッとしてしまうことがあります。このような場合は、服用量を適切にコントロールする必要があります。 むやみに量を増やしますと、薬に頼りがちになり、やめにくくなってしまいます。決められた範囲内で服用するようにしましょう。また、定期服用中に急にやめると反発的な症状がでることがあります。イライラ、不安感、ふるえ、かえって眠れない・・といった症状です。自分だけの判断で止めないで、医師の指示のもと徐々に減量すれば大丈夫です。

 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。 刺激興奮..興奮、もうろう状態、取り乱す、かえって眠れない。(もともと精神障害がある場合などに、まれに出現) 呼吸抑制..息苦しい、起床時の頭痛・頭重感。(もともと呼吸器系の弱っている人で、まれに出現)

 【その他】 眠気、ボーッとする、注意力・集中力低下、頭が重い感じ、頭痛。 ふらつき、めまい感、けん怠感、脱力感。 長期連用で効き目が悪くなる。

●Aさんのプロフィール●

年齢:34歳

職業:某化粧品メーカー研究職

家族構成:夫(37歳)、長女(3歳)、長男(1歳)

家族歴:特になし

身体既往歴:特になし

病前性格:社交的で友人が多く、小さい頃から何事にも頑張るタイプで成績優秀。責任感が強く、引き受けた仕事は相手の期待以上の成果が出せるようにと最後まで一生懸命取り組む。

出産後、張り切って復職したが

Aさんは、3年前に長女を、昨年長男を出産したのち、2人の子供を保育園にあずけて、会社に復帰しました。

もともと頑張りやのAさんは、職場に復帰した当初は子育てと仕事を両立させようと張り切っていたのですが、復職して3ヶ月が経過した頃からなぜか疲れが取れず、仕事に対する意欲もわかなくなりました。家に帰っても家事をするのが億劫で、いらいらして夫にあたってしまいます。

やがて仕事も家事も手につかなくなったAさんは、会社の産業医に相談することにしました。

産業医はAさんの話を聞いた後、「うつの状態による症状かもしれませんね」といいました。Aさんはからだの病気ではないかと思っていたので驚きましたが、心も体と同じように疲れると症状が生じることがあるという産業医の話しを聞いて、精神化の専門医を受診してみることにしました。

仕事も家事も完璧にの落とし穴

精神科ではより詳しく最近の状況について話を聞かれました。

Aさんは「頑張りたいのに頑張れない状態なんです。仕事も育児もしっかりやると自分で決めて、仕事をつづけることにしたのだから、どちらも人から文句を言われないくらい完璧にやろうと思っていたのに・・・。会社の仕事が十分出来ないと、せっかく復職させてくれた上司に申し訳ないし、同僚も迷惑だと思うに違いないんです。でも、家事や育児の手を抜くわけには行きません。最初はそれなりに自分でも出来ると思っていたのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか・・・」と、自分の気持ちを率直に述べました。

それを聴いた医師は「今はつらい様子ですが、誰かに相談しましたか?」とさらにたずねます。Aさんは「そういわれてみれば・・・」と、誰にも相談していないことに思い当たりました。

夫には、最近疲れるという話はしたけれど、まだ復職したばかりだから頑張ってみようと思って、そのままになってる。上司には、今は残業を減らしてもらっている立場なのに、これ以上仕事を軽くして欲しいなどとは癒えない。私が家事や仕事をきちんとすれば、みんなに迷惑をかけずに済むのにと思うと、なかなか相談できない・・・。

このように、自分ひとりで頑張っていたことに築いたのです。

Aさんは、精神化の医師から、「仕事も家事もパーフェクトにやろうとしてストレスを溜め込んだため、うつ状態になっているのです。そういう状態になっている女性は多いのですよ」と、説明を受けました。自分だけがつらい思いをしているのではなく、一般的に起こりうる状態であることを知り、少し安心できました。

医師からは、「今のAさんは抑うつ状態になっており、エネルギーが低下し、何をするにもやる気が出ず、楽しいことも楽しめない状態にあります。あまり頑張らず、まずはご家族や職場の方に相談してみては・・・」とのアドバイスもありました。また、うつ状態がより速く改善するためにと、抗うつ薬を処方されました。

家へ帰ったAさんは、さっそく夫に話をしました。自分が今まで仕事と家庭を両立しようと頑張ってきたこと。でも、どうしても全てには手が行き届かず、それがプレッシャーになってよくうつ状態になっていること。家事と育児の一部を分担して欲しいこと。それらを伝えたのです。

夫は、Aさんがそのような状態に追い込まれていることを知らなかったのでビックリしたようでしたが、以後子供を朝、保育園へ送っていくことと、子供の入浴を手伝ってくれることになりました。また、職場でも上司と話をし、一部の仕事の期限を延ばしてもらうことが出来ました。そしてAさんは、少し余裕が出来た時間を浸かって、一人でゆっくり入浴することにしました。

こうして、自分から周囲の人に相談して環境を整えたことと、抗うつ薬の効果もあって、精神科を受診してから1ヶ月たった頃にはずいぶん調子がよくなりました。

Aさんは、半年は病院に通って、薬を飲みながら体調を整えようと考えています。そして「今振り返ると、私はずいぶん肩肘を張って頑張っていたんだな、思います」と語っています。