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温暖化を防ぐためにの最近のブログ記事

日本が出す温室効果ガスの9割以上が石油や石炭などのエネルギーから発生する二酸化炭素です。活発な経済活動を行いながら二酸化炭素をへらすためには、「省エネ対策」が不可欠です。

●産業界の自主行動計画
 工場など「産業部門」の排出量は全体のおよそ4割、もっとも大きい割合となっています。自主的な行動計画を策定し、温暖化ガス削減に努める企業も増えています。

グラフ:二酸化炭素部門別排出量/直接

グラフ:二酸化炭素部門別排出量/間接

<環境自主行動計画>
 経済団体連合会(経団連)では、「産業界からの2010年度の二酸化炭素排出量を、1990年の水準以下に抑制するよう努力する」という目標を掲げ、1997年以降毎年、環境自主行動計画を公表しています。参加した34業種の2003年度の二酸化炭素排出量は、1990年度に比べて0.6パーセント減少しています。

●家庭や車の省エネ対策
 家庭やオフィスなどの「民生部門」、自動車などの「運輸部門」の排出量は増加傾向にあります。(
二酸化炭素の部門別排出量の推移のグラフ

<家電製品>
 製品の省エネ化は進む一方で、一世帯当たりの使用時間や保有台数が増えているため、消費電力は増加しています。
トップランナー方式によって、省エネ化を進めると同時に、「省エネラベル」などによって、省エネ性能の高い製品への買い替えを促します。

<自動車>
 
トップランナー方式の対象となる車種を増やすと同時に排出量の低いハイブリッド車や天然ガスを燃料とする車、ブレーキをかけるとエンジンが止まるアイドリングストップ車などを購入するときの税金の優遇など、燃費の優れた自動車の普及を促します。

<住宅・建築物>
 省エネルギー性能の基準強化や情報提供などで、省エネ住宅の普及を支援しています。オフィスビル建築時などには、省エネルギー措置の届出を義務づけています。ITを活用してビルや工場の照明や空調を最も効率的に行なうシステム(BEMS)を普及させます。
 
<物流の効率化>
 運輸部門の排出量をへらすためには、車の省エネ化とともに交通システム全体の対策が必要です。車がスムーズに流れる高度道路交通システム(ITS)の整備や、トラック輸送を鉄道や船など排出量の少ない手段に転換していく「モーダルシフト(利用交通機関を変えること)」が必要です。

●省エネ技術の開発
 ガスを用いて発電し、その廃熱を冷暖房や給湯に利用するコージェネレーションシステムや、省電力で長寿命の発光ダイオード(LED)照明など、エネルギー効率を高める技術の開発と普及を進めていきます。

●環境税
 温室効果ガスの排出量に応じて税金を負担する制度も検討されています。省エネな製品ほど割安になるので効果的とされています。一方で、企業の国際競争力が弱まるとの意見もあります。

 環境保護にはコストがかかり経済発展を阻害するという考え方もありますが、多少高くても環境にやさしい製品を買うなど消費者の意識も変わってきました。私たちが「省エネラベル」のついた商品を選んだり、ハイブリッドカーのタクシーに乗ったりすることで、二酸化炭素を減らすだけでなく企業の環境技術の革新を促すという風に、環境と経済の好循環が生まれるのです。

日本はエネルギーのほぼ半分を石油に頼っており、二酸化炭素排出の大きな要因となっています。二酸化炭素をへらすには、石油以外のエネルギーの割合を高める必要があります。

●新エネルギー
 太陽光発電や風力発電などのように、技術的には可能になっていながら、まだ一般的に利用されていないものを、新エネルギーとよんでいます。国は、エネルギー全体に占める新エネルギーの割合を、平成13年(2001)の1.2パーセントから、平成22年(2010)に3パーセント程度にする目標を掲げています。

グラフ:太陽光発電導入量の国際比較<太陽光発電>
 日本の太陽光発電の普及は進んでおり、個人の住宅でも利用されています。

<風力発電>
 平成15年(2003)3月末現在、576基が動いており、世界10位の導入量となっています。

<太陽熱利用>
 ソーラーシステムや住宅内暖房のためのソーラーウォールなど。

<バイオマス・エネルギー>
 生物の作り出す有機物を利用するクリーンで再生可能なエネルギーです。家畜排泄物や食品廃棄物を利用したものや、製紙工場から排出される黒液やチップ廃材を利用するものがあります。サトウキビやトウモロコシなどから作られるバイオエタノール3パーセント混合ガソリンは、二酸化炭素の排出削減効果が大きく、有望な自動車燃料として期待されています。

 新エネルギーの利用を進めるためには、これらの技術を安く利用できるような技術・システムの開発が必要です。
グラフ:新エネルギー導入実績と目標/発電分野 グラフ:新エネルギー導入実績と目標/熱利用分野
●原子力・天然ガス
 二酸化炭素を減らすためには、原子力や天然ガスなどの発電所の利用率を高めることが効果的です。安全面を重視した原子力発電所の利用拡大や、天然ガス火力発電所の設備利用率の向上などが考えられています。

●その他の対策
<森林の確保>
 議定書では森林などによる二酸化炭素の吸収量も算入してよいことになっています。森林整備や都市の緑化などによって、日本の削減約束6%のうち3.9%相当をまかなうことが目標。現在の見通しでは3.1%の削減にとどまるとみられ、都市緑化などのさらなる対策が必要とされます。

<ライフスタイルの変革>
 私たち一人ひとりの取組みもとても大切です。白熱灯を電球型蛍光灯に取替える、冷蔵庫の開閉を減らす・物を詰め込まない、節水シャワーヘッドの利用、暖房温度を20度にするといった小さな積み重ねが温暖化防止につながります。

chara5_0.gif京都議定書が2005年2月16日に発効されて以降、地球温暖化対策とCO2削減はメディアで報じられることが多くなりました。

この京都議定書は、日本を含む先進国に対して、2008~12年までの間に、各国に定められた温室効果ガスの削減数値目標を達成することを義務付けたものでした。
経済の面から重要な点のひとつは、同議定書が、CO2削減の仕組みとして市場原理を活用する『京都メカニズム』を導入していることです。

 『京都メカニズム』の大きな特徴は、金銭や技術を提供することで、他の国とCO2の売買や取得ができる点にあります。このため、数値目標を達成できない国は、他国の余剰CO2排出枠を取得することで、足りない量を補填し、数値目標を達成することができます。
 またこの仕組みは、国と国の話だけでなく、企業間においても行われることになるため、新規ビジネス"CO2関連ビジネス"と呼ばれ世界的に注目されてきました。


2009年9月22日、新政権の鳩山由紀夫首相はニューヨークの国連総会で演説、2020年までに1990年比で25%の温室効果ガスを削減するという日本の中期目標を明らかにしました。

首相はこの目標が衆院選のマニフェストで掲げた政権公約であるとし、国内排出量取引制度や、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入、地球温暖化対策税の検討などあらゆる政策を総動員して実現を目指す、との新首相としての決意表明で述べました。 

2005年に発効された京都議定書では「1990年比の-6%の削減」が目標でしたが、事態の深刻さから、日本は「1990年比の-25%削減」という目標に切り替えをしたわけです。

これにより、日本はこれまでの省エネルギーや新エネルギー対策に加えて、環境税や排出権取引の仕組みづくりとその活動が行われ、地球温暖化対策にまつわる政策とそれを取り巻く産業・国民の生活が緩やかにしかし大きく変化していくことになります。


■地球温暖化とは?■

 地球温暖化は、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄の6種類の温室効果ガスが多量に排出されていることにより起きています。
 温室効果ガスは、本来は太陽熱を封じ込め、地表の気温を保つ重要な働きがあるのですが、化石燃料の使用量の増加や代替フロンの利用などにより、これらのガスが急増した結果、異常気象や海面上昇による国土消失など地球規模の多くの問題を引き起こしています。

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