世論調査家であるポール・レイは、アメリカ人とヨーロッパ人の価値観を調査して、『TheCulturalCreatives』という本を著した。これは、よりよい将来を作り出すために懸命に努力をしている人々を理解するための、すばらしい書である。そして、彼の『The New PoliticalCompass』という新しい本がまもなく出版される。この本の中で、彼は、米国の有権者の政治的立場が、新しいカテゴリーに大きくシフトしていることを明らかにしている。
この新しいカテゴリーとは、左派でもなく右派でもなく、彼が「新しい進歩主義者」と呼ぶものである。米国の成人のうち36~45%を占める"この新しい政治スタンスは、政治の中でも最大のセグメントを占めており、彼らは基本的には政治家に代表されていない層"である。レイ氏は、このような人々を以下のように定義している。「新しい進歩主義者は、諸問題のはるか先におり、国家主義的な利害より
も、地球の利害を重要だと考え、センチメンタルな環境主義よりも、環境的な持続可能性を、ヒーロー的なモデルよりもフェミニズムを、個人的な野心よりも個人の成長を重視し、宗教的右派以上に、グローバル化する巨大企業を糾弾する」。
これを見ると、人間のニーズのホリスティックな理解が、非常に大きく育っていることがわかる。もし政治家が、この新しい進歩主義者の問題に対する考え方を反映する政治要綱を作ることができれば、選挙に出られるばかりではなく、簡単に勝利を収めることができるだろう。
その一例が、米国連邦議会議員デニス・クスィニッチの地滑り的勝利である。価値観や優先順位のこの同じパターンが、おそらく日本の有権者の中にも、同じぐらいの重要性を持って広がっているのではないかと思う。そのような有権者を代表する政治家がその勢いを引き出すのを待っているのではないか。


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