初夏になると、気になるのは、今年の夏の気温と地球温暖化の関係。
ちなみに、日本の夏はここ23年間、毎年「平均気温」を上回ってきていますので、温暖化が進んでいることは否定しにくいと思います。
そこで、最近完全に悪玉にされているのが、温室効果ガスの「二酸化炭素」、CO2なのです。
大気になかったとすれば、地球はマイナス数百度の寒さのうえ、植物の光合成はできませんので、二酸化炭素が生命の源の一つになっていることは、間違いありません。しかし、大気中にあまりに急速に濃度が高まると、今度は温暖化を引き起こし、人類にとっては致命的ともなりうる海面上昇と異常気象をもたらしえます。なんとも、「東洋的なジレンマ」です。なくては生きていけない、多すぎても生きていけない・・・
この二酸化炭素という目に見えない、しかも大気中に0.03%しかない物質は、いまは全人類の関心を集めています。
このCO2を果たして「ビジネスにできないか」という考え方は極めて「アメリカ的発想」ではないかと思います。
皆様はどう思いになりますでしょうか?
「規制」を中心に二酸化炭素を減らすのか、それともやはりビジネス化することで、「マーケット・メカニズム(市場原理)」を活用すべきなのでしょうか?
簡単にいうと、お金持ち先進国がより貧しい国から「排出枠」を買うというようなビジネスは南北問題の根源となっている世界の現在の権力構造を一層強めているだけでないか、そのように思うことさえあります。さらに、今の日本政府のように、京都議定書に定められた「2012年までに二酸化炭素6%」削減を達成するため、実質的な取り組みによる削減より、「森林の吸収分」と他国からの「排出枠」の購入で賄おうとしている姿勢は、誠に情けない。二酸化炭素を減らすという命題は、これからの人類の生き残りと深い関係のある課題で、「数字の帳尻を合わせれば合格する」ような単純なものではないはずです。
とはいえ、排出権ビジネスを否定するのではなく(今まで着目していなかったところにビジネスチャンスが潜んでいるかもしれません)、独自の視点をもち、メディアで報じられていることの裏を是非みていただきたいと思います。

<クリーン開発メカニズム>
<共同実施>
<排出量取引>

<太陽光発電>


